最高裁判所の判事を罷免するかどうか決める国民審査は、必ず衆議院選挙と同じタイミングで行われます。なので、衆議院選挙に行くと、小選挙区の投票、比例代表の投票の後に国民審査の投票を行うことになります。
なぜ衆議院選挙と同じタイミングで行うのかというと、そうしないと投票率が低くなってしまい、国民審査の意味がなくなってしまうからです。ほとんどの人にとって、最高裁判所は直接的な縁がありません。最高裁判所の法廷に原告や被告という立場で立つことも、原告、被告の関係者として傍聴するということもまずありません。つまり、最高裁判所に対して無関心な人がほとんどだということです。
そういう状況で、もし、国民審査の投票を単独で行った場合、投票率は10パーセントを切るぐらいになってしまうかもしれません。それだと、国民が審査したという形にならないわけです。なので、投票率が高い選挙と同じタイミングで行うことで投票率を確保しているわけです。
では、なぜ衆議院選挙の時に行って、参議院選挙の時には行わないのかというと、以前、衆議院選挙の投票用紙は選挙区の一枚だけで、参議院の選挙の投票用紙は地方区のものと全国区のものの二枚ありました。参議院の選挙の時に国民審査をやってしまうと投票用紙が三枚になってしまい、投票に時間がかかるので衆議院選挙の時だけにすると決まったと言われています。gf1420361966l